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占い師 雪花 ( ゆきはな ) in 栃木

よき占い師になれますように。
by yukinohana03jp

易の書物-1

周易の書物は、経文と周易翼伝に分けられています。

■経文(けいぶん)
 経文は、64卦の占いの辞(ことば)です。
 人生において遭遇すると考えられる、さまざまな場面を
 64卦にあて説明されています。
 この卦辞は、周の文王が作ったと言われています。
 もちろん、長い間にはその辞は補訂されていったことも、想像できます。

■周易翼伝(しゅうえきよくでん)
 そして、経文を補佐するために、下記の10冊の翼伝があります。
 上下巻がありますので、実際は7種の書物になります。
 彖伝上下、象伝上下、繫辞伝上下、文言伝、説卦伝、序卦伝、雑卦伝。
 翼伝は、経文の理解を助ける書物であり、経文を鳥の胴体に見立てれば、
 鳥の機能を果たす翼の役にあたる書物といえます。
# by yukinohana03jp | 2010-07-20 09:05 | 易の知識

「易」という文字-2

「易」という文字が持っている内容は下記の通りです。
易簡、変易、不易。
簡単で、複雑に変化し、そして変わらない。

謎めいてきましたね。
これは、ある事象に当てはめるとわかりやすいです。

易簡…易は、自然界の原則を陰陽という二元で説明しているので
   簡単でわかりやすい。
変易…自然界は四季の移り変わり、昼夜、寒暖、全て変化している。
   易はその変化を解き、対応するみちを教える。
不易…自然界は常に変化しているが、冬が終われば春がくるように
   一定普遍の法則がある、易はその変化の中にある法則を説くもの。

易は簡単であるが、複雑な変化があり、変化していても一定不変の法則がある。

この3つの言葉は、易を考えるときの背景になります。
もうここから、易の不思議な、わけのわからない世界に
はいっていくことになります。
# by yukinohana03jp | 2010-07-19 08:15 | 易の知識

「易」 という文字-1

易という文字の字源には、二つの説が言われています。
ひとつは 「トカゲ」 、もう一つは 「日月」 です。

「易」という文字は、象形であり、上の「日」の部分が頭、
下の「勿」の部分が胴体・脚を表している、と言うのです。
トカゲは一日に何度も色を変えて生きていく、この姿が易に通じるという考え方です。

次の「日月」説は、「日」は陽をかたどり、「月」は陰をかたどる。
易は陰陽を根本にするものだから、日と月を合わせた文字であるという考え方です。

最初にこの二つの説を聞いたときには、
「日月」の方がきれいだし、わかりやすいと思いました。
しかし、易を勉強するにつれ、その奥深さと、
人をくったような、とらえどころのない姿から、
いまは「トカゲ」説に納得しています。
# by yukinohana03jp | 2010-07-18 07:24 | 易の知識

易の歴史ー3

64卦をつくった文王(姫昌)ですが、周の時代の前の 殷の時代の王の臣下でした。
その時の王(紂王)はたいへんな暴君で、姫昌はとらわれの身になってしまいました。
獄中に7年間いた姫昌は、易に熱中するふりをして、その才能を隠し、卦辞を作成しました。
卦辞とは64卦の説明をしている言葉です。
その卦辞は実は暗号の役目もし、外にいる仲間と情報交換をしたのです。
姫昌は出獄後挙兵し、紂王を倒し、周の時代をつくり、文王となりました。
易の卦辞はそういう背景もあったのですね。
しかし、卦辞が暗号とは・・、それでは占いの言葉としての意味は・・・

易は「経文」と「十翼」に分けられています。
「経文」は64卦の占いの言葉を書いたもので、
「十翼」はその補足や解説、易そのもののことを書いたものです。
「十翼」の作者は孔子と言われていますが、この説に対しては異論が大変多いです。
どちらかというと、孔子の名声にあやかって、後の人が
十翼を孔子が作ったと伝えたという気もします。

孔子が作ったのかどうかは別としても、何千年も伝えられてきた書物で
あることは間違いありません。
# by yukinohana03jp | 2010-07-17 09:16 | 易の知識

易の歴史ー2

八卦をつくったと言われている伏犠(包犠)は牛身人面といわれています。
伝説の話といっても、これを読んだときはさすがに驚いたのですが
ギリシャ神話にも、そういったものはあった訳だし・・と無理矢理納得。
でも、数ある神様の一人ならいいけど、一番上の神様なのに・・と
少し不思議な感じもしたのを覚えています。

さて、易には下記の言葉があります。
「易は深し、人は三聖を更(へ)、世は三古を歴(へ)たり」
三聖とは三聖人のことで、
八卦を作った伏犠、卦爻辞を書いた文王・周公、十翼が孔子
この3人がつくり、その間に3つの時代を経過した、という意味です。

つまり、いまの「周易」は周の時代(B.C 1050-B.C.250)の前半に
文王によって、いま伝われている64卦になったのです。
周の時代に作られたので「周易」です。
(いくつかの説がありますが、この説が一般的です)
# by yukinohana03jp | 2010-07-16 09:38 | 易の知識
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